部員紹介

このページでは、我が部の誇る、個性的な部員を作品を通して紹介しております。

※名前は部員それぞれのペンネームです


●部員紹介●

えすけい

 誰もが思春期の頃に抱えるであろう心の揺らぎ。そのありふれたテーマを独自の文学作品へと高める方。
主人公の視点を通して描かれるその情景描写は秀逸であり、その秀逸さゆえに、我々自身があたかもその場にいるかのような錯覚さえ覚えることだろう。

桐尾アマネ

 彼女の紡ぐ言葉は冷たくて、温かい。鋭くて、柔らかい。
 そして、巧みな構成、鮮やかな文章表現によって、絶望と希望、生と死、その狭間で彷徨う人間を描き切る。
 彼女が書く作品は、エンターテインメントだとかミステリーだとか、既存の明確な言葉で容易にジャンルを括ることのできるものではない。
 それでも敢えてジャンルを当て嵌めるとするならば、それは「人間ドラマ」といったところだろうか。

ツナ・サンドウィッチ

 日常生活を送る上でも詩の一編が舞い降りてくるのを待っているという彼は、現部員の中で唯一詩を書く作家さんでもあります。
 研ぎ澄まされた視線で書かれる彼の詩は、ユーモアを交えながら斜にかまえたものごとの特徴をとらえています

月人

 歴史小説を愛する一方で、ファンタジーを書いたりと器用な人。
 「見えない檻 〜勇者の場合〜」は勇者と魔物というありきたりな題材を、独自の切り口で料理していて一風変わった作品となっています。

伊藤栞

 柔軟な発想とそれに見合った表現力で、例えば人から押しつけられた無理難題も器用に文章化してしまう人物。
 感性が繊細で、「可愛さ・美しさ・綺麗さ」といった女性的表現に長けている。
 小企画作品「.text」においては、次々と転換していく作品世界の一瞬を切り出して、まるで絵本を繰っていくような楽しさを味わわせてくれた。

アイス

 ほんわかとして笑顔がかわいい彼女が紡ぐ物語は、幼き日の夢を胸に秘めて働く配達人のお話です。胸元に煌めく赤いブローチが作品に彩りを与えています。
 彼女の作品は読みやすく、読者をファンタジー特急列車に乗せて別世界に誘ってくれます。

掬井鉄宏

 『改行なしで二十四ページぶっ通しとか見ると、わくわくしませんか? 私は興奮します。』(プリズム58本紹介より引用)
 この言葉は作者の本に対する姿勢をよく表しているように思う。掬井鉄宏の書く言葉かには、「本」と「人間」に対する温かい眼差しがある。

吉良握韻

 会話劇を中心とした作品を執筆する。
 その中にはキャラクターの個性やその個性により作り出されるテンポの良さがある。
 また、多くの人が知っている有名作品からのパロディがふんだんに含まれており、これらの要素で読者を退屈させずに読了させる。

古場 翔大

 ライトノベル班とファンタジー班に所属していた彼は、その二つの要素を組み合わせた物語を書く。
 最近は忙しそうで、彼の書いた物語を見る機会がめったにない。ぜひとも彼の作品をもう一度見たいものである。

十石

 彼の小説はよむにあたり若干の注意が必要である。
 中高生のときに何か盛大な失敗をした人はその思い出がフラッシュバックして、ベッドの上を「あーあーあー」と叫びながら転げまわりたくなるからだ。
 そんないい意味で青い小説を書く彼に今後も期待。

衝羽根

 朧気だけど瑞々しい響きをもつ作品を執筆する作者さんです。
 静寂な雰囲気の中で交わされる登場人物たちの会話は、ある時は小気味よく、ある時はリズムを変えていく流れをつくってくれます。
 郷愁さえ感じさせるので、読者の心に切ない気持ちを抱かせます。

那須の富士鷹

スタイリッシュハードボイルド? 作風を例えるとこんなカンジ。
また、登場人物の性格などからも作者の優しさ、暖かさが伝わってきます。まだまだこれから進化を続ける、そんな作者さんです。那須の富士鷹の次回作に期待!

文月東悟

 いろんな作風で書ける方だと思います。
 個人的に一番好きだったのは『赤ずきんの冒険』という作品で、コミカルな展開に引き込まれました。
 また、最後のオチを読んだ後に本文を読み返してみると、そのオチを暗示していたところがあったりして楽しめます。
 その一方で、最新の作品ではそれとは逆のダークな展開となっていて、文月東悟氏の違う一面が見られますので一見の価値があると思います。

森硝子

  どこかミステリアスな雰囲気。それは作風にも作者自身にも言える事である。謎の微笑と突発的な行動力に逆らえる者が、果たして部内にいるだろうか。
  心情描写に重きを置く彼女の物語は、読み手をあっという間に作中の世界観へ引き込む魅力に溢れている。

こなー

 温厚な感じでのほほんとした雰囲気を見せている彼ですが、クトゥルフ神話を愛するといった一面もあったりします。
 「嘘と金魚」ではシリアスな話を「ほれ薬」ではギャグな話を書き分けました。
  あ、そうそう。最近はガンダムに嵌っているそうです

木山 広人

 天真爛漫という言葉の似合う彼は、その様とは裏腹に非常に幻想的な作品を書く感性の持ち主です。
 誰もが体験したことのあるような懐かしいエピソードと、誰もが体験したことのないような不思議な描写で、味わい深い物語の中に読者を引き込んでいくことでしょう。

百山 優衣

 落ち着いているのにどこか不安定なそのたゆたいが、まるで水面を漂っているような心地よさに引き込んでくれる作品を書かれる作家さんです。
 透き通った世界観と、そこに息づく柔らかで繊細な女の子たちの物語は、穏やかな夢から目覚めたような、ふんわりとした読後感を残します。
 ゆったりとした午後に、ふと読み返したくなるような、そんな素敵な物語の雰囲気が、彼女の作品の最大の魅力です。

啄木鳥

 優しい文章で描かれた柔らかな作品。彼が書くのはそんな心暖まるストーリー。
 それは、きっとあなたに忘れていた大切な気持ちを思い出させてくれるでしょう。

高野 秋雄

 彼の作品は時にシリアス、時にコミカルに書かれていて、キャラの個性が大きく出ているのが一番の特徴です。
 ライトノベル調ですが、ライトノベルが苦手な方でも読みやすい作品だと思います。

ロケット

 ライトノベル風に書かれている彼の文章は、場面や各キャラクターの心理描写がしっかりと書かれていて、想像しやすく読みやすい作品になっています。
 まっすぐに、最後まで迷わずに読み進めることができる、そんな素敵な文章を書く方です。

龍華

 穏やかな作品を書く方です。静かな雰囲気の中の、鮮やかな色彩の描写が綺麗だと思います。
 小企画では、現代と中古の時代が混ざり合った掴み所のないような、けれどしっかりとした主張のある作品を書かれました。

わさび

 優しく丁寧だけど、話に引き込まれる展開。短い文章の中にも思わず目が離せなくなるストーリーがある。彼が書くのはそんな作品。
 きっと、読む人の心を暖かくしてくれるはずでしょう。

SONA

 何気ない日常や、その中で主人公の周囲に起こる出来事や心情を読みやすくかつ繊細に描かれる作者さんです。
 英語の得意な彼らしく、英語で上手に韻を踏んだタイトルにも注目です。

伊野 里緒

 酒瓶の転がるじめじめとした路地裏でオーロラを眺めるような、そんな文章を読ませてくれる作家さんです。
 人間が心の奥底に持つ少し重くてドロッとした感情を見事な構成、文章力をもって幻想的に描ききります。
 ちょっと癖のある文章は多くの人を心地よい中毒に陥らせることでしょう。

キムチチャーハン

 いつも〆切が差し迫ってから慌てて書き出すお調子者。けれど、期限に追い立てられながらも、書く文章はのびのびとして読んでいて気持ちのいいものがあります。
 作品に一つはある、楽しい台詞の応酬にはつい口元が緩んでしまいます。

じろすけ

 一言で心を語るような、胸にぐっと来る文章、物語の中に引き込む悪魔的作者。読んだ時間を忘れさせる面白い作品を書き上げてくれます。そして、彼女のPCの中には、数々の名作の卵が眠っているのです。
 しかし、いつになっても卵が孵化しません。どうやら温めるのを放棄してご飯に行ったみたいです。

月讀

 彼の作品において、まず特筆すべき点は、その余りある想像力であろう。実際には存在しない物が現実感をもって存在する。そのような不可思議な感覚を我々、読者に与えてくれる。
 さらに登場人物も生き生きとしており、親近感さえわくであろう。物語の中に入り込んでしまう。彼の作品は、誰もがそう感じるであろう。

くらくろ

 テンポ良く進んでいく彼の作品にはとても魅力的なキャラクターが登場します。特に特徴のある女性キャラクターにはつい注目してしまいます。
 委員長、シスター、さて次はどんなキャラクターが登場するのでしょうか。

グユキ

 彼の書く作品は、キャラクターが生き生きしており、彼が作品の中で書く世界がとてもよく伝わってくる。
 そんな彼が書く次回作が楽しみだ。

KWKN

 彼の書く作品はホラーであり、その内容は「和」を感じさせるもので、じわじわと恐怖が浮かび上がる。
 作品を読むと彼の考えるホラーがどういうものなのかが伝わってくる。

那野

 彼女の話には芯があります。
 読んだあと、少し学んだ気分になりました。

鬼神丸

 一歩引いた視点から見つめなおされる独特の世界。
 そんな彼の作品に『あの頃』の感性を燻られる方もいるのでは。

米也

 彼女の作品には随所に効果的な描写がされていて、読んでいるとその場面の景色が見えるように感じます。
 また読み終わるとしんみりとした心地好い寂しさが残ります。

小道 猫

 彼が見ている世界は普通と違うのです。
 この世界の些細なことを拾い上げて、磨いて、ちょっとスパイスを付け加えて作品が完成します。
 辛口なその仕上がりは読んでいる人をはっとさせ、クスリとさせ、時々ぞっとさせるのです。
 そして、彼の作品を読んだ後に見る世界は、きっと、前とは違った姿をしているでしょう。
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